基礎データ
- ・国名:南アフリカ共和国
- ・首都:プレトリア
- ・面積:122万k㎡
- ・人口:5,000万人
- ・民族:ズールー系、イギリス系など多種多様
- ・言語:アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語など
南アフリカ共和国(通称南アフリカ)は、アフリカ大陸最南端に位置しているアフリカ最大の経済力を誇る国家です。1994年、全人種が参加した総選挙によりネルソン・マンデラ政権が発足した後、およそ40年間続いたアパルトヘイト(人種隔離政策)に終止符が打たれました。現在の南アフリカは、アフリカ地域のリーダーとして外交面でもリーダーシップを発揮しており、コンゴ民主共和国、コートジボワール、スーダン、ブルンジにおける紛争解決や平和の定着にも積極的に取り組んでいます。
経済面では、南アフリカはサハラ以南アフリカの全GNPの3割以上を占め、アフリカ経済を索引しています。19世紀後半にダイヤモンド、金が発見 されて以降、鉱業主導で成長し、これによって蓄積された資本を元として製造業及び金融業が発展していました。しかし近年では、かつての主力産業であった鉱業 の比率が減少を続けている一方、金融保険業の割合が拡大しています。 1996年には、国家の政策として金融政策・貿易の自由化、財政の健在化、諸規制の撤廃を掲げた経済戦略を策定し、その後自由化による経済成長路線を歩んでいます。
その一方、国内の失業は依然として大きな社会問題となっており、1997年の21%以降、20%を越える高い水準で推移 しています。農業では就業者数が伸びを示している半面、今の南アフリカ経済を支えている鉱業・金融業では失業者が増加しています。そのため都市部では失業がより深刻化しており、失業した人々が大都市内にスラムを形成しています。都市部のスラムの多くは、「タウンシップ」と呼ばれるアパルトヘイト時代の有色人種居住地に存在しており、高い失業率だけでなく、HIV/AIDSの蔓延、教育水準の低下などにも悩まされています。
外務省、The World Bank
給食関連事業支援地域:オレンジファーム
南アフリカの首都プレトリアから南へおよそ70kmの地に、オレンジファームは位置しています。2010年7学から、この地域の小学校にて行われている学校菜園プログラムをTFTは支援しています。
現在南アフリカでは、政府から全ての小学校へ、トウモロコシが給食として支給されています。しかし、それだけでは子どもの発育に必要な栄養素をまかなうことができず、食べ物はあるものの、栄養が不足しているという状況が生まれています。このような現状を改善するため、学校菜園プログラムが開始されました。プログラムを通じてキャベツ・ほうれん草・人参・玉ねぎ等を栽培し、それらの野菜を用いてより栄養バランスが良好な給食が子どもたちへ届けられています。
この学校菜園プログラムでは、まず地域の小学校にて学校菜園を導入し、教師・生徒たちへガーデニングスキル育成、栄養教育を行います。その後、学校菜園の維持・拡大を目指して継続した支援を行いながら、同時に学校で給食を調理する女性への栄養教育を実施します。そして、子どもたちが学校で培ったガーデニングスキル・栄養教育を学校内にとどめるのではなく、子どもたちの家庭へと還元するよう奨励します。長期的視野では、子どもを通して各家庭へ伝えられたこれらの知識を、小規模農業の発展のために地域コミュニティーへも応用されます。これら学校菜園を起点とした一連の流れを通して、地域住民たちの自立へつながる支援が行われています。
TFTではこのような南アフリカでの支援を通じて、将来的には他のサハラ以南アフリカ諸国でも学校給食を届けるだけでなく、地域の自立につながるような活動を展開していくことを目指しています。
*現地提携団体:INMED Partnership for Children, Hope Nutrition

給食の効果
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