「TFTのコンセプトを、より多くの人に伝えるためのお弁当箱を作りたい」
そう思っていた矢先に、ちょうどTFTと何かコラボしたいと提案してくる別の企業さんから話が舞い込んできました。
またとないこのチャンスを掴むべく、コラボ商品としてのお弁当箱の可能性、どんなお弁当箱を作りたいか、買ってくれる人にどんな気持ちになってほしいか、アイディアを詰め込んで十数ページに渡る提案書を急ピッチで作り上げました。
だが、その結果は惨敗。提案書すらも見てもらえませんでした。
コラボレーションの形がその企業が考えていたものとは違いました。
想いだけ持っていてもだめ、それを形にしていけるパートナーを、
一緒にモノづくりをすることに共鳴してくれるパートナーを、自ら探してくる必要がある。
夢だけを追いかけていた時間は終わり、夢を形にしていく段階で、私たちは現実の壁にぶつかりました。
凹んでいてもしょうがない。
TFTの想いが伝わる、世界で一つのお弁当箱、私たちはもう一度その具現化に力を注ぐことにしました。
お弁当を作るときに、自分の体を気づかって、作るものを選んで欲しい。
お弁当を食べる時に、世界を見渡してみると、お腹いっぱい食べられることって幸せなことなんだと思って欲しい。
そんな気持ちがちょっとでも伝わるデザインを考えていきました。
お弁当箱を使っている人って、どんな機能を求めているんだろう?
実際にお弁当を食べている人に話を聞こう!と、メンバーがそれぞれ周りの人にインタビューし、合計100人もの"お弁当箱ユーザー"に話を聞きました。
"煮物の汁とかが、漏れないかどうかが一番大事"
"夏は、暑さで傷まないかが心配だから、保冷機能があると助かる"
作りたいお弁当箱が形になっていき、再度パートナーを探す段階にまでたどり着きました。
メーカー、小売店、通販企業。。
一緒に仕事がしたいパートナー候補が沢山挙がりました。
まずは話を聞いてくれるところはないか、と1件1件ダメ元で電話をかけていきました。
20件、30件、、、電話の数は増えていっても、なかなかアポをとりつけることは出来ませんでした。
「コンセプトは良いと思いますが、持ちこみ案件は基本的に受け付けておりませんので。」
「お弁当箱のモノが出来てからですね。それから店で置くかどうか考えます。」
なかなか一からお弁当箱を一緒に作ってくれる会社は現れませんでしたが、それでも"既存商品に寄付をつける"という形で提案を受け入れてくれるパートナー候補は出始めてきました。
やはり一からTFTのオリジナルのお弁当箱を作るというのは難しいのだろうか?
妥協案にはなってしまうけれど、TFTのコンセプトに近い既存商品を探すしかないのだろうか?
・・・諦めきれないまま、パートナー探し再開から1ヶ月が経とうとしていました。
そんな夏の日、まだ電話をかけていないパートナー候補先の中で、浜松にあるお弁当メーカーに目がとまりました。
「私、明日から会社の夏休みがとれるから、浜松に旅行に行こうと思っているんだ。」
メンバーの思いつきに対し、ちょうど次の日そのメーカーの本社がある場所に行くという別のメンバー。
この偶然を信じ、アポなしでそのメーカーに飛び込んでみることにしました。
ダメで元々、でもなぜか、この偶然はきっと良い結果に結びつくんじゃないか・・・
そのメーカーの名前は、イエロースタジオ。
アポなしで行った私達を快く受け入れてくれ、話をじっくり聞いてくれました。 実はイエロースタジオはお弁当箱メーカーとして、お弁当箱を通して、社会に更に貢献出来る活動をしようとしていたのです。
「一緒にやりましょう」
イエロースタジオは快諾してくれました。